2019ネパール旅⑩『ネパール西部の山岳地帯をうろうろ』・・・”生”ティムルにヒンドゥー寺院

ダンガディ ティムル 2019ネパール

こんにちは。
名古屋本山ネパール料理タルカリです。

2019年1月29日から2月11日までネパールに行ってきました。
その旅路について書いています。

 

 

◎2019年のやることリスト
・ネパールのスパイス、食材を仕入れる
・スタッフの実家を訪れる
・初めてのネパールに役立つ情報を発信する
・etc…

 

 

前回は『ネパール西部の山奥へという記事を書きました。

2019ネパール旅⑨『ネパール西部の山奥へ』・・・山小屋のロティセット
こんにちは。 名古屋本山ネパール料理タルカリです。 2019年1月29日から2月11日までネパールに行ってきました。 その旅路について書いています。 ◎2019年のやることリスト ・ネパールのスパイス、食材を仕入れる ・スタッフの実家を訪れ...

 

今日は、『ネパール西部あちらこちら』です。

 

読んだあとに、
なんとなくネパールに行きたくなってもらえるとうれしいです。

 

ティムル

 

ダンガディ 家

 

ダンガリから約150㎞北の山岳部にある生産者さんの実家に到着しました。

 

斜面の森を利用して農作物を栽培しています。

ダンガディ 農園
バナナ

ダンガディ 農園
柑橘類もいろいろ

ダンガディ 農場
最近キウイも始めたそうです。

 

ヒマラヤ山脈

向こうにヒマラヤ山脈を望む最高のロケーションです。

 

と到着早々生産者さんが奥さんと一緒にそそくさと何かの準備を始めて・・・

ダンガディ 山小屋

”また”ロティがでてきました。

ロティの中に茎?のようなものが練りこんであって、申し訳ないですが正直好みの味ではありませんでした。。。

ダンガディ 

あとリンゴです。ネパールでもよく食べられています。

ダンガディ リンゴ

 

 

その1時間くらい前に食べたばかりなので・・・
(※前回参照)

ロティ

家を訪れた人に”とりあえず何かふるまう”のがネパールの習慣ではありますが、

それが分かっているのであれば、どうして途中で食事に寄ったりしたんでしょうか???と考えてしまいます。

よく起きる疑問のひとつです。が、考えたら負けです。ネパールでは全てを受け入れます。ネパールでは全てを受け入れましょう。

 

 

お腹いっぱいの中、農地を見せてもらいます。

ティムル

ティムルの木です。

ダンガディ ティムル

ティムルとは”ネパール山椒”で柑橘系の香りが特徴といわれています。

ダンガディ 農園

仕入れの手配をするのが目的だったので、

最初は”どうせなら見てみたい”程度だったのですが、直接生産地を見ることができ商品への思い入れも増しました。

ダンガディ ティムル

”生”ティムル?です。(要は実の部分です。)

 

ここでは収穫後そのまま天日干しで乾燥をさせて出荷しているとのことです。

ティムルに関してはいろいろと”きな臭い”ウワサを耳にしていたので・・・

知り合いを通じて実際生産者さんとつながりを持つことができ、安心できる商品の出荷をしてもらう約束ができたことは今回の大きい収穫のひとつでした。

 

ダンガディ ティムル

スパイス輸入に向けてこれでかなり前進した!

と言いたいところですが、、、

結局、紆余曲折あってまだ進んでいません。今後の経過はまたブログで書いていきます。

 

ダンガディ 山

今年中には輸入・販売までこじつけることができるといいのですが・・・

 

 

一応最後に、

いつものトイレの写真をどうぞ。

ダンガディ トイレ

 

 

山を”散歩”

 

農家からの帰り少し「散歩」をしに寄り道をすることに。(もちろん車で移動です。ネパール人は遊びにいくことを「散歩」という単語を使う人が多い印象です。)

 

と、その前にとりあえず山道でのSIMのスピードはこれくらいでした。

 

場所によっては電波がつながらない場所もありましたが、カトマンズ以外でも思ったより受信状況は良好でした。

 

カトマンズ以外の場所に行く際はあってもいいかなと思います。街中だけでしたら基本的に必要ないと思います。

 

山の上のヒンドゥー寺院

 

とりあえず向かったのがこちらです。山の上にあるヒンドゥー寺院です。

ダンガディ ヒンドゥー寺院

入口の両サイドには

ダンガディ 寺

神様の顔が入れ替わりで据えてあります。

ダンガディ 寺

色味といい、

ダンガディ 寺院

顔のつくりといい少しポップな感じで、

ダンガディ 寺院

日本人からするととても興味深いつくりです。

ダンガディ 寺院

外国人から見た神社仏閣はどのように見えているのでしょうか。

 

寺院の中は靴は禁止なので脱いで入ります。

ダンガディ

ダンガディ 寺院

本当に神聖な場所なのか?と思わされる色使いです。

ダンガディ 寺院

ウグラターラ寺院だそうです。

ダンガディ 寺院

神具があるとガラッと雰囲気が変わります。

ダンガディ 寺院

山の上にあるので眺めも最高です。

ダンガディ 寺院

本堂はさすがに作りがしっかりとしています。

ダンガディ 寺院

彫刻も入口と違い割としっかりとしたデザインです。

ダンガディ 寺院

 

建物の中はヒンドゥー教徒以外は入ってはいけないとのこと。

スタッフたちも「肉を食べたから今日は入れない」とのこと。

ダンガディ 寺院

ヒンドゥー教の中でもいろいろあるみたいです。よく細かい説明をされますが理解できないことも多いです。

 

ダンガディ 寺院

 

この地方で大きな寺院のらしくお祭り・儀式の際は山奥にかかわらずかなりの人が集まるそうです。

ダンガディ 寺院

 

少し分かりづらいですが、ここが”生贄”として水牛を捧げる場所だそうです。よく見てみると、ところどころ石が赤く染まっていました。

ダンガディ 寺院

 

通常時は人も少ないので、隠れたデートスポットにもなっているそうです。当日も若者が一組いました。

ダンガディ 寺院

ダンガディ 寺院

場所はこのあたりです。

ダンガディ 寺院

お近くに行かれた際はぜひ。。。

 

ダンガディへ向けて

ダンガディに戻ります。

午後になったからか行きよりもたくさんの人が山道を歩いています。

ダンガディ

途中の”バザール”もたくさんの人です。

ダンガディ 山

と思ったら細い道をバスがすれ違おうとしての渋滞でした。

ダンガディ バス

ツーリストバスの後ろには名所が描かれているそうです。このバスにはどこかの山が描かれていました。

ダンガディ 山

と、別のバスにはさきほど訪れた寺院が描かれています。やはり名所みたいです。

ダンガディ

 

ドライブ日和の1日です。

ダンガディ

 

ところで、山奥の小さな町でも、YAMAHA、HONDA、TOYOTAの看板を見かけます。
日本人としてはなんだか少し誇らしげな気持ちに。

HONDA

HONDA

ただ、今後この看板はどのように変わっていくのでしょうか・・・。

 

 

チャ

 

途中でチャ休憩にはいります。ネパール人はみんなチャが大好きです。

 

チャ

チャ

チャ

チャ

”山は特に好きではない”といつも書いていますが、、、

さすがにヒマラヤ山脈を眺めながらのチャはいいものです。

 

ここでは「ミタイ(お菓子)」も作って販売していました。

クワ

クワ

牛乳を砂糖と一緒に煮詰める、激甘のお菓子です。

上はクワ、下は名前を忘れました。両方似たような味です。

クワ

チャとの相性は抜群です。

 

お店のすぐ横で牛を飼っていて、搾りたてほやほやのミルクを使っています。

ミタイ

 

 

帰りの山道

 

山道が続きます。

ダンガディ

急な崖が続く中、

ダンガディ

電気を通すのかどれだけの労力を必要としたのか、その苦労に思いをはせたりします。

 

やることがなくてヒマなので。

人数がいれば誰を乗せるかゲームができるんですけど・・・(※昨年の旅参照)

ダンガディ

 

道々に交通安全をお祈りするヒンドゥーの小さな祠があります。

ダンガディ

険しい山道を商材を運んで歩くひとの姿もあります。

ダンガディ

山の道を通ると、ネパールらしさのひとつを見ることができます。

ダンガディ

と、

ダンガディに近づきはじめたなと思ったら、花を立ち売りしている少年から花を購入していました。車もそれほど頻繁に通っていないのでちょとした優しさ、助け合いのようです。

ダンガディ

ネパールの国花「ラリグラス」です。

ダンガディ

 

カジャ

 

行きにチャを飲んだお店で車が停まりました。

 

ダンガディ 山 ティムル

 

今度はカジャ休憩です。小腹が空いたのでちょうどいいです。

 

※カジャは”おやつ・おつまみ”といったニュアンスの午後に食べる軽食の総称です。

カジャ

カジャ

カジャ

チウラ・ククラコマス(チキンカレー)・アチャール・チャトニのカジャセットです。

カジャ

(画像がこれしか残っていなくて分かりづらくてすみません・・・)

 

ところで、

食後に外を散歩していたら、また日本のメーカーの製品をみかけました。

SONY

とても誇らしい気持ちになりますね・・・。

 

カジャ

 

こちらは少し前にできた橋だそうです。

ダンガディ 橋

ダンガディ 橋

 

スタッフが10年近く前にきたときは↓この橋だけだったとのこと。

ダンガディ 橋

地方も少しずつですが便利になっているようです。

 

気が付けばオートリキシャの走る平地に戻っていました。

ダンガディ

これまでの山とは全く違う雰囲気と景色です。

ダンガディ

 

次の目的地へ出発

 

ダンガディ

奥さんの実家に帰宅をすると、お義母さんが食事の用意をしてくれていました。

ダンガディ

自分が食べたいと言っていた「セルロティ」です。米粉のドーナツです。

ダンガディ

朝に引き続き、少し前に食べたばかりなので少しでいいのですが・・・

セルロティ

前日同様、たくさん食べないとお義母さんに怒られます。

ダンガディ

お義母さんの「カンノス!カンノス!」(ネパール語で食べてくださいの意味)が若干トラウマになりました。

 

ダイ(お兄さん)の家へ

 

今回のダンガディの目的が

・ティムルの生産者さんと仕入の話をする
・実際に生っているのを見てみたい

という2点が自分の要望だったので、なんとか達成をすることができました。
(輸入を成功させるという最大の目的は達成していませんが・・・)

 

 

ということですぐにダイ(お兄さんの意味)の家に向けて出発です。

この時点で分かっているのは、翌々日にネパールガンジで帰りの便に乗るということだけです。

ダンガディ

その後の予定をスタッフに聞きますが「私に任せて」しか言わないので、基本的にその後に何があるか分からないミステリーツアーです。

 

ダンガディ

今度はダンガリからラムキという場所に移動します。ダンガリからは80㎞ほど東にある場所です。

ダンガディ

東へ

ダンガディ

東へ

ダンガディ

1日車に乗りっぱなしなので、少し疲れました。

ダンガディ

 

辺りもだいぶ暗くなったところで、ようやくダイの家に到着です。

ラムキ

うすうす感じてはいましたが、ここでもやっぱり「おもてなし」が・・・

ラムキ プラウ

自分が食べたいといっていた「セルロティ」を用意してくれていました。。。
あとはプラウ・ディド・ダルなど”ワンプレート”ではなく”ツープレート”でした。

ラムキ ディド

ちなみに、ここでも「カンノス・カンノス(食べて)」です。しばらく「カンノス」という言葉を聞きたくなくなりました。

 

 

と、いろいろとお腹いっぱいになったところで今日はこれくらいにしておきます。

 

次回の記事はこちらから

2019ネパール旅⑪『ネパール南西部の街ラムキ』・・・イルカを見たりタルー料理を食べたり
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〇今日のひとこと

このブログを書いているスタッフから「今日のダンガディは42℃だよ」との情報が。インドに近い場所なので気温が高いそうです。それから、”カンノスお義母さん”が短期滞在ビザの許可が下りれば日本に遊びにくるそうです。スタッフの家に行くのが今から恐ろしいです。

 

 

それでは、今日もご覧いただきありがとうございます。
ダンニャバード。
(ネパール語でありがとうの意味です。)

 

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