こんにちは。
名古屋本山ネパール料理タルカリです。
2019年1月29日から2月11日までネパールに行ってきました。
その旅路について書いています。
前回は『ネパール西部あちらこちら』という記事を書きました。
今日は、『ネパール西部の田舎町ラムキ』です。
読んだあとに、
なんとなくネパールに行きたくなってもらえるとうれしいです。
ネパール西部 ラムキ
ダンガディにあるスタッフの奥さんの実家から、ラムキという街のダイ(お兄さん)の家に移動しました。”何も無い田舎”というほどではありませんが、小さな街の印象です。
※ネパール人の”ダイ”について。
基本的に「兄」という意味なのですが、ネパール人は血のつながりがなくても、近しい少し年上の人にも「ダイ」と呼びます。以前もブログに書きましたが、スタッフから「ダイ」と紹介された人を本当のお兄さんだと思っていたら違うことがありました。「本当のお兄さんみたいなものだから」ということだそうです。。。
ちなみに、お店などでスタッフの人を呼ぶときも「ダイ」と呼びかけるときにも使います。
前置きが長くなりましたが、
ということで、、、「このダイは本当のダイ?」と何度も確認したところ、スタッフの奥さんの実のお兄さんでした。
到着早々、この日5度目?の食事です。
セルロティ・プラウ(炊き込みご飯)・ダル・サグ
続いてディド(そばがき)のプレート
こちらの方がお義父さんです。仕事の都合でダンガディではなくダイの家に住んでいるとのこと。
ラムキのホテル
ダイの家は泊まる場所がないということで、近くのホテルに泊まることに。
400ルピー(360円くらい)ということで、それなりです。
ホテルのスタッフの人はネパール語のみなので完全なコミュニケーションはとれません。
お湯は出ないとのことでしたが、ダイたちが交渉してくれて温めてくれれることに。(冬なので気温は2、3℃です。)
ですが、温め終わったと言われたあと確認したら上面5cmくらいが暖かくて下は完全な冷水でした。まあ仕方ないです。
お湯を温めてくれた若いネパール人スタッフが温まるのを待つ間、↑の自分の部屋の椅子に座ってスマホを見ていたのが印象的です。ネパールでもさすがに初めての体験でした。”田舎に来たなぁ”と感心していました。
口が空いたペットボトルに水が補充されていました。さすがに飲みませんでした。
残念ながら持っていたsimはこのホテル近辺では接続できませんでした。ホテルのwifiもほとんど繋りませんでした。
ぱっと見はきれいな印象でしたが中はまだ改善中のようです。
なにはともあれ、とりあえず寝るのには問題ないのが幸いです。
翌朝ホテルの中を周ってみたところ、全体的に工事をしていました。
「不完全でもとりあえずスタートさせる」というのは、ネパール人から見習いたい点のひとつでもあります。(程度によりますが・・・)
朝の7時くらいの外の様子です。
霧で先がほぼ見えず。
ダンガディよりもさらに濃い霧が立ち込めています。
こういった自然環境も経済の発展を妨げている要因のひとつだったりするのでは?なんてことを考えたりもします。海がなく山岳部が多く平地は霧が多い…。日本は自然災害は多いですが環境には恵まれている気もします。
ダイがバイクで迎えに来てくれました。
たくさんの通学する生徒たち。
カトマンズと違う光景が見られます。平地なので自転車を利用する人が多いです。
緯度が低いので南国の果物?もたくさんあります。
ディデイ(お義姉さん)が朝ごはんを用意してくれていました。
※ディディはダイと同じような使い方をします。覚えておくとかなり役にたちます。巷のネパールレストランでもウエイトレスさんに「ディディ」と声をかけると笑ってくれると思います。
ちなみに野菜はほぼ”自家製”でした。
お義父さんがもぎたてパパイヤを剝いてくれました。
スタッフの甥っ子。
裏にはキャベツや人参など畑が広がっています。
フルーツたくさんのセルロティセットです。
盛り付け方や組み合わせも勉強になります。
ラムキを”散歩”
”散歩”は歩きではなくても散歩というネパール人は多いです。(※前回参照)
ラムキ周辺をドライブに連れて行ってくれました。
少し懐かしい雰囲気を感じさせてくれます。
瓦の屋根もあったりするので興味深いです。
ラムキ周辺は海が近い畑も多い街といった印象でした。
愛知で言えば田原市?
イルカが有名とのことで見に行こうという流れになりました。
野生のイルカが川を昇ってくるらしいです。
インドとの国境のほど近くです。
例のごとく「このまま車でインドに行こう。大丈夫大丈夫」とここでも言われましたが拒否しました。彼らは平気でそのような誘いをしてくるので要注意です。万が一インドで不法入国で捕まったりしたらなんて考えたくもないです。
↑”イルカが見られるよ”と書いてあるそうです。
画像を撮ることはできませんでしたが、水面に顔を出すイルカを一瞬だけ見ることができました。
せっかく連れてきてもらいましたが、ネパールでなくてもいいのでは?なんて思ったりなんかして・・・。
向こう側がインドです。
タルー族フェス
日中は気温が高いのでバナナ農園もところどころで見かけます。
昔の日本もこのような感じだったのでしょうか。
瓦の屋根に関しては少し調べてみようかなと思います。
続いてちょうど「タルー族フェス」が開催されているとのことで訪れることに。
タルー族はネパールの西部山岳地帯サーケット渓谷、チトワン渓谷、ダン渓谷、デウクリ渓谷、内部タライ渓谷のシンドゥリとウジャプル、およびネパール・インド国境地帯のタライ平原などに住む先住民族である。
入場ゲートにはたくさんのネパール人が。
入口は何の変哲もない露店が並んでしました。ある意味興味深いです。
中は広場になっていて、
ダンスイベントや、
出店が並んでいました。
とこれもありました。
インターネットでときどき見かける”ネパールの絶叫観覧車”です。
観覧車と呼んでいいのか、別の名前がありそうです。もちろん乗っていません。
たしか150ルピー(135円)くらいだったと思います。
といった感じでタルー族フェス?と思っていたら、
一段と人だかりがある場所がありました。
メインの「タルー族コーナー」で別料金のようです。
伝統的な展示物が並んでいたりしましたが・・・
日本の民芸館もそうですが、ここはあまり人気がないようです。
メインはこのタルー料理の屋台スペースです。
鳩・ネズミ・たにし・沢蟹・川魚・などといった食材を使った伝統料理・家庭料理の屋台が立ち並んでいます。
少数民族の昔ながらの料理ということでネパール人もほとんど食べる機会がないそうです。なので、こういったイベントで特別に用意をして販売すると人気があるそうです。
こういった感覚は万国共通のようです。
見た目はややグロテスクな料理が多いです。。。
鳩の毛をむしっています。
せっかくなので食べることに。
鳩と魚のフライをバナナロキシー(地酒)と一緒に。
鳩は伏見稲荷で食べたスズメとほぼ同じ食感です。見た目よりは特に気になりません。
唯一気になったのは運転手さんも一緒に当然のようにロキシーを飲んでいたことくらいかなと。
といったところでまだ”散歩”の途中ですが、今日はこれくらいにしようと思います。
〇今日のひとこと
ネパール西部に観光で行く機会はあるのか考えていますが、いまいち正解が見つかっていません。インドとの国境を越える時に近くを通るくらいかなと思います。もう少し役に立つ内容をお届けできればと思ってはいるのですが文章を書くのは難しいと思う毎日です。
次回の記事はこちらから
それでは、今日もご覧いただきありがとうございます。
ダンニャバード。
(ネパール語でありがとうの意味です。)