
こんにちは。
名古屋本山ネパール料理タルカリです。
2019年1月29日から2月11日までネパールに行ってきました。
その旅路について書いています。
・ネパールのスパイス、食材を仕入れる
・スタッフの実家を訪れる
・初めてのネパールに役立つ情報を発信する
・etc…
前回は『ネパール西部へ…インドみたいなダンガディ』という記事を書きました。

今日は、『ネパール西部の山奥へ』です。
読んだあとに、
なんとなくネパールに行きたくなってもらえるとうれしいです。
ティムルの生産地に向けて
朝6時に出発です。お母さんも見送りに出てくれました。周囲に灯りはほとんどありません。

このときに「なんで蚊取りマットを使わないの!」と怒られました。(※前回参照)
霧の中を山へ向けて出発
山道を走るということで、さすがに小型車ではありません。タルカリスタッフのジブン・生産者さん・運転手さん・自分の4人で出発です。

霧の多い時期ということで、、、

先がほとんど見えません。

自分は基本的に危ないことはしないようにしているのですが、けっこう危ないことになってしまっています。

地味に本当に怖い。
30分くらい走ったところで、ようやく少しだけ見通しがよくなります。

それでもすごい霧です。飛行機の離着陸に影響がでるはずです。

山へ近づいたところで、日も明るくなり大分見通しがよくなりました。

雲海とチャ
明け方の山道からの景色です。下の方に雲海が広がっています。

「山はそんなに好きではない」とは言っているものの、この景色にはさすがに心が動かされました。

2時間弱走ったところで、とりあえずチャ休憩にはいります。


なんだか昭和っぽい入れ物。

こちらではカリフラワーなどのタルカリを仕込み中でした。

まだ仕込み始めたばかりで食べられず。残念。

引き続き山道に戻ります。

前日までの平野とうって変わっての山模様です。

牛は相変わらずどこにでもいます。

山でもどこでも当たり前のように。

30分に一回くらい集落を通り抜けていきます。

ネパール版道の駅といった様相で一通り物資はそろっているようです。

こういう場所にくると乾物の重要性を実感します。ネパールでスパイスや豆文化が育った理由なども少しだけ分かる気がします。
気になる山のトイレです。

中野撮影を忘れました。大変申し訳ありません。
その後、
何があったかと言われると、特に何もない山道がしばらく続きます。

時々通る”道の駅”は興味深いです。

少し分かりづらいですが、山のいたるところに段々畑が広がっています。こういう光景を目にするとネパールが山と共存している国という実感を感じます。

途中途中、けっこうな人数の人とすれ違いました。学生・行商の人・仕事帰り?の人などなど。

車はひたすら山道を進みます。残念ながら?これを読んでいる方が想像するようなネパールの悪路はいまのところほとんど出会っていません。

普通の整備された山道のハイウェイです。伊吹山ドライブウェイをイメージしてもらえればと思います。
かなり上ったところで雪が降ったあとがありました。

実は?ネパールに到着する数日前まで「この場所に行けるか分からない」とスタッフから言われていました。

理由はこの「雪」です。少し前まで雪がかなり降っていたようで、あまり山に入らないほうがいいかもしれないとのことでした。幸い、降りやんで雪の名残が少し残っていた程度でした。
ロティのカジャ
3時間30分くらい走ったところで、小腹が空いたのでカジャ休憩です。
※「カジャ」は小腹が空いたときに食べる”おやつ”やご飯、お酒のおつまみの総称です。朝食と夕食以外に食べるものは「カジャ」ということが多いようです。ちなみに食事のことは「カナ」と言います。ダルバートも「カナ」です。

生産者さんがよく立ち寄るお店だそうです。

今日のカジャは何かな?と思っていたら・・・

お店の人はロティと言っていました。
(中身が入っていたので実はパロタ?かなと思っています。)
※ロティ・チャパティの名称については・・・
https://tarkari.blog/roti_chapati/

山の上で気温も低いので窯の火が暖かい。

ロティセットです。ロティ・タルカリ・チャトニ、砂糖入りのホットミルク。

いつだかもブログで書きましたが、お皿の右上が空いていても、気にしないでいいのが羨ましいです。自分だったら何か載せたくなるし、日本だと載ってないといろいろ言われたり、書かれたりしないですかね。きっと。。。

マサラでやさしい味つけをされた芋が入っていました。
これまた優しい風味のさらっとしたタルカリにつけたり、少しピリ辛のチャトニにつけたりしながら・・・
控えめにいって食が進みすぎます。手が止まらない。
このころにはお腹は回復していたので2枚食べてしまいました。それで合計120ルピーくらいでした。(110円くらい)

スタッフのジブンも10年ほど前にこの近くを訪れた際に来たことがあるそうです。その話を聞いていた、窯の近くでのんびりしていた先代が「もちろん来たの覚えてるよ」と言っていたとのこと。
まあそれが本当かどうかは・・・ネパール人らしいサービス精神旺盛さというか、適当さというか・・・

このお店雰囲気も味もよかったのでオススメです、近くを訪れた際はぜひ行ってみてください!
カジャ休憩もほどほどに再度目的地へ向けて出発します。

山の向こうにヒマラヤ山脈も望めます。

目的地に到着
また1時間くらい走ったころでしょうか。いつも通りの”道の駅”でふと停車。

横道にそれて細い道に入っていきます・・・

普段はダンガディで生活をしている生産者さんの「自宅」に着きました。

といったところで、中途半端になりそうなので、今日はこれくらいで。
次回予告
『”生”ティムル』


〇今日のひとこと
ネパール西部の情報は少ないので、今回はもう少し参考になりそうな情報を書いていくくつもりだったのですが、ふたをあけてみたらいつも通りになってしまっています。引き続きのんびり更新していくので、ヒマな時にでものぞいてみてください。
今日もご覧いただきありがとうございます。
ダンニャバード。
(ネパール語でありがとうの意味です。)

