こんにちは。
名古屋本山ネパール料理タルカリです。
2019年1月29日から2月11日までネパールに行ってきました。
その旅路について書いています。
読んだあとに、
ネパールに行きたくなってもらえるとうれしいです。
・ネパールのスパイス、食材を仕入れる
・スタッフの実家を訪れる
・初めてのネパールに役立つ情報を発信する
・etc…
・ジブン…タルカリスタッフ
・お義母さん…ジブンの奥さんのお母さん
前回は「ネパール西部へ…飛行機遅延のため足止め」という記事を書きました。
今日は「ネパール西部…インドみたいなダンガディ」です。
ダンガディ到着
無事にカトマンズから西に約650kmのダンガディに到着することができました。
6つある「ネパール・インドの国境」のひとつがある場所です。
ダンガディ空港
ダンガディは小さな空港です。
空港到着口では迎えの人たちがいました。
荷物の受取場もとてもシンプルです。
手作業で台に載せていました。
自分はバッグひとつを背負っていただけなので興味本位で見ているだけでしたが、、、
飛行機が遅れたこともあってか、まるでバーゲン会場のような雰囲気でした。
安心してください。トイレもすぐに分かる場所にあります。
ムダに広い。落ち着かない。
空港を出てすぐに目に入ったのがこちらです。
インド式?の”オートリキシャ”です。
カトマンズでこの形のものは見かけない気がします。
この後も続きますが、さすがに”インドとの国境がある街”だけあってインドの空気感がたっぷりです。何が?と聞かれると難しいのですが、人の感じや、街の雰囲気などです。
書き忘れていましたが、当店スタッフのジブンは前日にダンガディ入りしています。
空港で合流予定でしたが飛行機が遅れたためひとまず奥さんの実家に帰っていました。
ということで、空港を後にしてタクシーで家に向かうことに。
とりあえず空港で出待ちをしているタクシーに乗車しましたが、、、
出発しないなと思っていたら知らない別の乗客が乗ってきました。(左の助手席の女の人)
特に何の断りもなく相乗りになりました。そういうシステムだったのか、この人はお金を払ったかどうかは分かりません。
とりあえず出発です。
こんなところにもHUAWEIの看板が。広告は時代を表しますよね。
ダンガディの街
ダンガディの街はこのような感じです。山に囲まれたカトマンズと違い、平野に来たということよく分かります。インドと隣り合うネパール南部は平野になっています。
この画像で少しだけ霧の様子が伝わるでしょうか。
山道とはまた違うスリルたっぷりの道路です。
前回も貼りましたが動画はこちらです。ドライビングゲーム?をやっている感覚になります。絶対に運転したくありません。乗っているのも少し怖いです。
ファミリーと合流
30分くらいで到着しました。ジブンは用事があって家にいませんでしたが、お義母さんが食事を準備してくれていました。
ダル・ロティ・タルカリ・マチャ(魚)のタリーです。
お腹の調子が良くないので少しで良いと言ったのですが、お義母さんが笑いながおかわりを持ってきます。
とにかく食べさせたがるのがネパールスタイルです。
どうやら遠慮してると思っているようです。
奥さんの弟の奥さんです。(義理の妹)
何か作っているなぁ、と見させてもらっていたら・・・
ジブンが帰ってきました。
ということで、、、
ダルバートです。
って、さっき食べたばかりなのに食事が始まりました。
本当にお腹いっぱいだからと言っても、、、
またまた~といった感じで、、、
とうやら遠慮していると思っているようです。
ジブンのお義母さんと自分のお腹の戦いが続きました。
もちろん負けました。
何はともあれ、飛行機を待つ変な疲れもあったのでひと休みです。
奥さんの実家は少しお金持ちとのことで家も3階建てのテラス付でした。食事もそこです。
テラスからの街の風景
ダンガディの街並み2
と、少し休んだところで出かけることに。
ダンガディに行くなら。「国境に行きたい」と前から言っていたので国境を見に行きます。
ですが、
その前に土地の確認???だそうです。
カトマンズも地価上昇が激しいそうですが、この辺りも開発の波があって地価がかなり上がっているそうです。
行きに通ってきたこのメイン通りも、昨年までは両サイドに家があったそうですが立ち退きになって拡張工事の途中だそうです。
ということで、土地の確認に来たとのことです。
こんな測り方でいいのか?と思いながら見ていました。
途中で飽きてきて散歩に出ました。
「すぐ終わるから」というものの、彼らの”すぐ”は”すぐではない”ので。。。
豚がいました。ネパールで初めて生きている豚を見たかもません。
こういった光景は少し心が躍ります。
といった感じでようやく測量も終了し帰ることに。
だいぶ日も落ちてきました。
カトマンズとはまた違う夕焼けの景色です。
牛は相変わらずです。
ダンガディの国境へ
あたりもだいぶ暗くなってきました。
お義母さんは家に帰って、自分とジブンと”生産者さん”と3人です。
車で行くのかと思っていたら途中からオートリキシャに乗り換えました。
小雨というか霧雨のような水滴が体にこびりついてきます。
気温も3℃くらいに下がっていて、ドアのない車内むき出しのオートリキシャなので、
とりあえずかなり寒いです。。。
車で移動だと思い、油断していてダウンは家に置いてきてしまったのが失敗でした。
この時期、昼は暑くなりますが夜はかなり冷え込むので要注意です。
(ちなみに、あまりに寒すぎ、暗すぎ、車も揺れてまともな写真がほとんど残っていませんでした。)
そして、
国境の写真がこちらです。
石碑がありました。
これを撮影した瞬間、暗闇の向こうから銃を持った国境警備員みたいな人が「NO!」と言って近づいてきたのでそそくさと逃げてきました。
暗くて様子があまり分からなかったのですが、
この石碑の30mくらい向こうに、木でできた小さなゲートのようなものがあって、その周辺に警備の人が5,6名立っていました。
昨年行ったスノウリの国境とはまた違う雰囲気でした。
※スノウリ
また機会があれば明るいときに行って撮影をしてきます。
(またひとつやりたいことができました。)
少し残念だなと思っていながら来た道を引き返していたら、
「生産者さん」が突然細い道に入っていきました。
その先には・・・
石碑がありました。ネパールと書いてあります。
こちらは地元の人が通るところで国境に沿って走る道とのことです。
そして裏側は、
バラタ(インド)と書いてあります。
※ビザなしで国境を越えてしまうと不法入国なので要注意です
国境は一瞬しか見られませんでしたが、少しだけ挽回できたかなと。
パーン
その途中で二人が露店で何やら怪しげなモノを買いだしました。
葉っぱにいろいろな薬?を入れて巻いて食べるもです。
「パン」と言っていました。
調べてみたらこちらに詳細がありました。
パーンは「噛みタバコ」と訳されることもあるのですが、タバコともちょっと違う、「噛む嗜好品」
「パーン」だそうです。
ダンガディのイミグレーション
ダンガディの情報がないのでいろいろ残しておきたかったのですが、いかんせん暗すぎて全く分かりませんでした。
だいたいの場所ですが、ダンガディののイミグレーションと税関はこのあたりにありました。
国境からは1km弱くらいの場所だと思います。
こちらが建物です。
ダンガディにはまた行きたいので、こちらも次回への宿題です。
帰宅
ということで帰宅です。
次の日は6時に出発予定だったので早めに就寝です。
「生産者さん」と一緒にスパイスを作っている場所に行く予定です。
前にネパールのコンセントでも書きましたが、
ここでも日本から持っていった充電器が変換プラグなしで使えました。
この時点ではだいぶ腹痛も回復していたのですが、飛行機の疲れなどもあり早く寝られそうだなと思っていたら・・・
インドの近くだけあってか、蚊が数匹部屋の中を飛んでいて夜な夜な起こされました・・・
翌朝蚊がいて寝られなかったことをお義母さんに伝えたら、
「どうしてこれ使わないの???」
となぜか怒られました。
これとは、右にささっている赤いものです。
実は”虫よけ”だったようです。
コンセントにささっているものは飾りではなく虫よけなので覚えておいてください。
といったところで今日はこれくらいにしようと思います。
つづきはこちらからどうぞ
〇今日のひとこと
実はというのもなんですが、ダンガディに着くまでに分かっていたのは、到着便と戻る便だけでした。どうするのか聞いても、「安心してください。私にまかせて。」しか言わないので、ある意味何が起きるか分からない旅路でした。
(自分の知っている)ネパール人は「大丈夫」と簡単に言うことが多いですが、”ネパール人にとっては大丈夫でも日本人にとっては大丈夫ではない”こともけっこう多いので注意が必要です。
今日もご覧いただきありがとうございます。
ダンニャバード。
(ネパール語でありがとうの意味です。)