こんにちは。
名古屋本山ネパール料理タルカリです。
2019年1月29日から2月11日までネパールに行ってきました。
その旅路について書いています。
読んだあとに、
ネパールに行きたくなってもらえるとうれしいです。
2019年のやることリスト
・ネパールのスパイス、食材を仕入れる
・シェフの実家を訪れる
・初めてのネパールに役立つ情報を発信する
・etc…
前回は「ネパールのスパイスを求めて」という記事を書きました。
今日は「スワヤンブナートとチベット」です。
ネパールでフリーのSIMを使ってみた話
以前ネパールのWIFIについてブログを書きました。
今年の目標のひとつ「初めてのネパールに役に立つ情報を」ということで…
今回は日本で買える「ネパールで使えるSIM」を実際試してみることにしました。
こちらです。
機種によっては設定が必要らしいですが、自分の場合はSIMフリーのスマホにいれるだけでした。
実際のタメルで使用したスピードがこちらです。参考までに。
カトマンズ周辺、場所によっては突然つながらなくなる場所もありましたが、概ね良い使い勝手でした。金額もひとつ1400円程度で8日間(または4GBまで)使用できるのでモバイルWIFIより安く使えます。
いつも書いていますが、カフェでインターネットをすれば良いので、自分はモバイルWIFIなどは必要ないのでは?と考えていますが、インターネット環境を整えたい方には選択肢のひとつとしてよいのでは?と思います。
今後もカトマンズ以外の場所での使用実況を書いていきます。
タイのSIMらしいですがアマゾンで購入できます。便利な時代ですね。
チベタンクリニックへ
3日目は吉岡コーヒーさん夫妻とその友人NOBUさん・TOSHIさんと一緒にチベタンクリニックへ行く約束をしていました。みなさんも前日にネパール入りしていました。※もちろんタイ便です。
チベットで採れた薬草をその人の体調に合わせて調合をしてくれます。吉岡さんは去年もこちらを訪れたそうです。
こちらの方が”先生”で、脈に手を当ててそれぞれの人の体調を診断してくれます。意外と言うと失礼ですが・・・かなり的確に体の調子を当ててくれます。
自分は職業を言っていないのに「食べすぎだから胃が悪くなっている」と言われました。
吉岡さんは先生から「コーヒーは1日1杯までにしてください。」と言われていました!?真面目な顔をして言うので、やや笑いがおきました。
このように書くと、占いみたいに適当に言っているだけでは?と思うかもしれませんが、
(全ての占いがそうではないですが。。。)そうではありません。チベット医学に基づいた治療です。
実際、一緒に行った”自称体がボロボロ”のNOBUさんは、先生から「全く悪いところがない」と言われていました。「ここが痛い、気になる」などと何度も食い下がっていましたが「健康だから心配ない。」と言われていました。みんなが体の不調を当てられるなか少し背中が寂しげでした。
といった感じで、ありがちな”何か”と違って、無理に体の不調を仕立て上げて薬を売りつけてくるわけではないです。自分が気がついていない不調についても診断してくれるので、体の調子が気になる方は一度訪れてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、こちらのクリニックは予約をすると日本人の通訳の人がついてくれます。
そのときもらった薬ですが、日本に帰って少しずつ飲みましたが、”THE漢方薬”で全部は飲むことができませんでした。。。
まだ薬が残っているので興味がある方・胃が気になる方はぜひタルカリまでどうぞ~
スワヤンブナート
さきほどのチベタンクリニックはスワヤンブナートの麓にあります。
スワヤンブナートはカトマンズ西部の小高い丘にあるチベット寺院です。20世紀後半のチベットからの難民の人たちがスワヤンブナートの近辺にも集まってコミュニティを形成しているそうです。
スワヤンブナートは我々日本人からすると観光地でもありますが、チベタンの人からすると巡礼地です。
ただ、ヒンドゥー教と仏教が反発せず混ざり合ったのがネパールの良いところで、当店スタッフのようなヒンドゥー教徒も(ネパールの)新年にはスワヤンブナートにお参りをしたりするそうです。日本人がお寺と神社を意識しないのと似たような感じ?と自分は解釈しています。
昇り階段がかなりきつい
この急こう配が伝わるでしょうか?
息を切らせながら登っていきます。
ふと振り返るとカトマンズの街並みが広がりま・・・どうでしょう。
この日は天気が悪かったのと空気が濁っているので少し見えづらくなっています。
しばらく昇り続けると寺院が近づいてきます。
このスワヤンブナートは2015年4月の地震の被害で寺院周辺の建物が倒壊したそうです。
その痕跡がまだ生々しく残っていました。
自分が前回ここに来たのが地震直前の2月なのでそれ以来になります。
この入口直前で、
入場料を支払います。
ネパール人は50ルピー、外国人は250ルピー(245円くらい)です。
スワヤンブナート寺院
頂上はこのような感じになっています。
時計回りに参拝するチベットの方々がたくさんいます。
犬山のリトルワールドでもお馴染みのマニ車です。
(行ったことはありませんが。)
お店にも飾ってあるので、
お客様がよく「リトルワールドにあるやつだ!」と言っているのを耳にします。
仏塔のすぐ横ですが、4年前にははここにも建物が並んでいました。
上に書いた、”お店で飾ってあるマニ車”はここで購入したものです。
4年前を思い出して少し感傷にひたってしまいました。
ベタな情報ですがたくさん猿がいるので”モンキーテンプル”とも言われています。
(こういう情報は書くかどうかでいつも迷います。)
スワヤンブナート近辺でカジャを食べる
ちょっとした運動をしたこともあり、お腹が空いたのでカジャを食べることに。
通り道にあったお店になんとなく入ってみました。
とてもアットホームな雰囲気なお店です。
モモとチョーミンを注文しました。
調理風景も撮影させてくれました。
(あとで見返すと店内が薄暗くほとんど写っていませんでしたが。。。)
チョーミンは「おいしい!」というわけではないですが、家庭的で素朴な味付けに食がすすみます。野菜も大ぶりで実家で母が作ってくれたやきそばを思い出します。
そして、
モモはどこで食べてもおいしい。
おいしくないモモってまだ出会ったことがない気がします。
スワヤンブナートはタメルからも行きやすい距離にあるので観光スポットとしても面白い場所です。
ちなみに、
散歩ルートの目的地としてもオススメしています。
ニューエベレストモモセンターからの
夜にディナーを一緒にする約束をして、みなさんとは一度別れました。
少し時間があったので「ニューエベレストモモセンター」へ
バフ(水牛)のモモが独特の風味のスープにつかって出てきます。
地元のネパール人から観光客まで多くの人に人気です。
毎回オススメしていますが、とりあえずネパールを訪れたさいはぜひ。
飛行機のチケットを買いに
と、モモを食べ終わったころにスタッフから電話が。
「飛行機のチケットが安く買えるから郵便局の近くまで来て」とのことです。
今回はネパールの西部にも行く予定だったので、チケットの購入をスタッフに頼んでいました。
「パスポートが無いとチケットが買えないのですぐ来てくれ。」とのことです。”郵便局の近く”は少し距離はありますが、タクシーに乗るまでではないくらいの距離です。
(あとから調べたら2.5kmくらいでした。)
40分くらい近く歩いてスタッフと合流。
チケットのお金を払ってEチケットをもらいました。
パスポートの提示は求められず、お金だけ支払って終了でした。
”何のためにここまで来たんだろう?”
”来なくても良かったんじゃない?”
”行かなくてもいいんじゃない?って言わなかったっけ?”
そう。
ネパールでは理由を考えてはいけません。
あるがままを受け入れることが大切です。
スタッフは次の日の準備があるので、すぐ帰るということで速やかに解散。
(翌日はみんなでスタッフの家に遊びに行くことになっていました。)
ということで滞在5分くらいのみで、再度40分の道のりへと戻ります。。。
初ギャコク
夜は吉岡さんたちと再び集まってギャコクを食べることになっていました。
※ギャコクはチベットの鍋料理です。予約が4名~なのでなかなか食べる機会がありません。
この時点で、チケットの一件があったり、朝から急階段を登ったり、やや睡眠不足が続いていたりしたためか、少し体調を崩し気味でした。
自分的には初期からそんなに調子が悪くなるのは珍しいのですが、頭痛もあったので実は約束をキャンセルさせてもらおうかなとも思っていました。
ですが、
結論から書くと、ギャコクは滋養強壮に最高に効きます。このタイミングで食べられて良かったです。
魚、野菜、春雨がたっぷりの鍋です。
マサラ(スパイス)の味が一切しない、魚と野菜の出汁が染み出たさっぱりとしたスープが体中に栄養を運んでくれる感じがしました。
最初は全く食欲が無かったのですが、食べ進んでいる間に元気が出てきました。何とも不思議な食べ物です。今回はギャコクに”よばれ”ました。
こちらははタメルの少し南側にあるウッツェというホテルにあるレストランです。
歴史あるお店だそうで、前にも書いた「地球の歩き方1982-1983 インドネパール」にも掲載されていました。
地球の歩き方 3 インド・ネパール 1982-1983(初版復刻版) インド・ネパール初版復刻版
この地球の歩き方は何回かネパールを訪れた人には本当にオススメです。
連日のマサラのが続いて少し味を変えたかったり、歩き疲れたり、お腹を壊したりしたときにギャコクはオススメです。(もちろん通常時も)
こちらはウッツェにあった100年前のボウダナート周辺の写真です。
今と比べると全然違います。
翌日は早朝からまた5人でスタッフの家に行くので早々に解散。
そして、
自分は”タメルの成城石井”と勝手に呼んでいる、輸入品を多く扱うスーパーでポカリスウェットを買ってホテルへと戻ります。
こちら値段は安くありませんが、立地もよく品ぞろえもいいので必要なものが買えます。
といったところで、3日目も終了です。
この夜も相変わらず騒がしいホテルの周囲の音が体調不良に響きました。。。
次はスタッフの実家に遊びに行きます。
つづきはこちらからどうぞ
〇ひとこと
ネパールでは体調不良や腹痛はよくある話なので、ウィダーINゼリーのようなものを1、2個持っていっておくと意外に重宝します。実は今回も持っていってますが正解でした。
今日もご覧いただきありがとうございます。
ダンニャバード。
(ネパール語でありがとうの意味です。)