こんにちは。
名古屋本山ネパール料理タルカリです。
2019年1月29日から2月11日までネパールに行ってきました。
その旅路について書いています。
読んだあとに、
ネパールに行きたくなってもらえるとうれしいです。
・ネパールのスパイス、食材を仕入れる
・スタッフの実家を訪れる
・初めてのネパールに役立つ情報を発信する
・etc…
・吉岡コーヒーさん夫妻 ー名古屋桜山の自家焙煎コーヒー屋さん ネパール大好き
→ブログはこちら
・NOBUさん -健康な人 吉岡さんの友人
・TOSHIさん -チベットにはまっている人 吉岡さんの友人
前回は「スタッフの実家のある村へ」という記事を書きました。

今日は「チベットの新年・シェチェン寺院のチャム」です。
チベットの新年の行事を見にボウダナートへ
やや下痢気味のネパール滞在4日目になります。
前年に比べればかなり楽な状態ですが。。。
さて、
今年は(も)吉岡コーヒーさんご一行にさそってもらい、自分では行かなさそうなイベントにいろいろ誘ってもらいました。
4日目のこの日は、最近チベットにはまっている吉岡さん・TOSHIさんのチョイスで、チベットの新年前日(大晦日)のお祝いの行事を見にボウダナート近辺の寺院へ向かいました。
お馴染み「ボウダナート」です。

両替えのレート
とりあえず、
朝の両替レートの確認は日課です。
少しレートが動いたからといって実際は大して影響はないのですが、貧乏性なのでついつい確認してしまいます。
ちなみにこの日のこの両替店では10.25(10,000円→10,250ルピー)です。
初日が10.20 (10,000円→10,200ルピー)だったので少し良くなっていました。
”良くなった”と言っても50ルピーの差です。それでも少しだけうれしい気分になります。
ボウダナートへ
今回タメルからボウダナートへはタクシーで400ルピーでした。
全体的に費用が上がりつつある中で、タクシー相場は比較的安定しているように思えます。
ボウダナート正面入口です。車で20分くらいで到着します。
運転手の人に「ボウダナート」と伝えるとこちらに運んでくれます。
入ってすぐの右手でチケットを購入できます。(400ルピー)
とりあえずその日に予約していたホテルにチェックインするため、ボウダナートの中を抜けていきます。(チケットは1日有効です。)
大晦日だったので、例年より人がかなり多いような気がしました。
ゆっくり滞在したい気持ちもありましたが、とりあえずこの日に予約していたホテルへ向かいます。
メインからそれて横道へ。
たくさんのチベット料理店も軒を連ねています。
右の布の”のれん”がチベット料理店の特徴とのこと。
チベットから逃れてきた人たちが多く集まっているため、タメルとも少し違う雰囲気の街並みです。
さらに進むと今回の目的地の「シェチェン寺院」の横も通り抜けていきました。いろいろ準備をしている様子でした。
ボウダナートのホテルに1泊
実は?この日の宿は、タルカリのお客様(日本で働いているネパール人の方)の実家がホテルを経営しているということで、せっかくなのでそちらにお世話になることにしていました。
家族経営の暖かい雰囲気の宿でした。
ですが、
トイレが「共同」で部屋に個室がなかったので・・・
通常でしたら少し不便だなと思う程度でしたが、この時はちょうどお腹を壊していたため夜中は部屋とトイレの行き来がまずます大変でした・・・
ただそれ以外に関しては、部屋を含めてホテルも全体的にとてもきれいなのでいい”民宿”でした。
静かな場所に位置しているので、音も全く気になりませんでしたし。。。
この日の夜は久しぶりに静かな夜を過ごしました。。。
シェチェンの”チャム”
待ち合わせ場所である、さきほど通り過ぎたシェチェン寺院へと戻ります。
この日の目的は新年を祝う「チャム」です。

・チャム(འཆམ)とはチベット仏教の各宗派で演じられる舞踊である。ーwikipediaより
吉岡さんたちとも合流します。
見に来ているのはチベット系の現地の方がほぼですが、欧米の観光客の方もたくさんいました。
チャムもすでに始まっていました。
シェチェン寺院のチャムは基本的に3つのパターンで構成されているようです。
・お経
・ゆったりとした踊り
・激しい踊り(3,40分に1回くらい踊りが激しくなって場が盛り上がります。)
お寺で修業を積む僧侶たちが演じているとのこと。
基本的にきまった動きをしていますが、
”なまはげ”みたいな人?たちだけは自由にふるまっていました。
盛り上げ役?のようで、
観客にも積極的にからんできてくれます。
さて、
最も気になるトイレの場所ですが、
シェチェン寺院の周囲は修行僧の共同宿舎になっていて、
(こちらでたくさんの若い僧侶たちが共同生活をしているようです。)
トイレはその建物を抜けて寺院の北西部にあります。覚えておいてください。
チャムを見ながらも、度々トイレに駆け込んでいた数回目のとき、
周囲の人が総立ちでお辞儀をしている方が歩いていました。
観覧席に戻ったあとTOSHIさんに「偉そうな人がいましたよ。」と伝えたら、
「おおすごい!たぶんあそこに座っていた偉い人ですよ。」とのこと。
後ほど向かい側の僧侶席を確認してみたら、
いらっしゃいました。
ど真ん中です。
その後もトイレで席を外すと、
仮面の”中の人”を撮影できたりと、
お宝画像?をゲットで、トイレさまさまでした!?
そうこうしているうちに、
日もだいぶ落ちてきて、
気がつけば16時近くになっていました。なんだかんだで4時間近く見続けていました。
はじめは1、2時間程度かな?という認識でいたのですが・・・意外と長く滞在することに。
若干長くは感じましたが、、、
この日はちょうどお腹の調子も良くなかったので、あとから振り返るとこの休養は結果的に自分の体調に良い効果をもたらしてくれました。
おそらく、自分だけで行動していたらムダにいろいろな場所に行ってしまい体力を消耗していたはずなので今思えばこれが正解だったかなと。
日本にいると日々せわしなく動いてしまうので、たまにはこうしてのんびり過ごすのもいいものですよね。
成り行きに身を任せてみるのもネパールの良い過ごし方のひとつなのではないでしょうか。
最後におさがりのりんごが配られていました。
ボウダナート裏側のチベット料理屋
チャム終了後、カジャ(午後に食べるおやつや食事)というか夕ごはんを食べに、これまた吉岡さんオススメのチベット料理屋さんへ。
この奥の左手です。かなり分かりづらい場所に。
10人くらいでいっぱいになるこじんまりとしたお店です。
ご夫婦でやられているようでした。
チョーミン(やきそば)
テントゥク(”すいとん”)
腹痛の自分にはちょうどよいやさしいあじわいです。
ネパール料理はマサラ(スパイス)以外の味を楽しめるのもいいところですね。
それにしても、こんな場所にこんないいお店が・・・
ボウダナート近辺はまだまだ面白い場所がたくさんありそうです。
みんなのホテル
基本的にみんな各々で動いているのでホテルも別々です。
たくさんある中から各自がどういうホテルを選んだかを見合うのも何気に楽しみのひとつです。
・NOBUさんが選んだのがこちら
少し高めですが確実にいいホテルです。
ボウダナートも近いですし選択肢のひとつとしては良いかと思います。
一番驚いたのがこちら。
トイレに「清掃チェックシート」がありました。
ネパールでこのような仕事をしている場所を初めて見ました。
そして、
吉岡さんオススメのホテルがこちら
数々のホテルに泊まった吉岡さん曰く、
「コンセントがあるべき場所にあるホテル」
とのことです。
室内の利便性は一番良かったとのこと。
例えば、通常のホテルは?(通常?)コーヒーを飲むために毎朝お湯を沸かすそうですが台が横になくて床にポットを置いたりするところが、きちんと台が設置してあって”分かっている”そうです。
確かに、ネパールのホテルはベッドの枕元にコンセントがないのが当たり前だったりします。
スマホの充電も床に置いてやったりするので”あるべき場所にある”のは確かに重要かなと。
ボウダナート周辺に滞在する際は参考にしてみてください。
ボウダナート
吉岡さんとはカジャ屋さんで別れてTOSHIさんとNOBUさんと3人でボウダナートに参拝に向かいました。
ボウダナートは不思議な場所です。
せわしなくいろいろな場所に行きたがる自分ですが、何故だかここではゆっくりと滞在したくなります。なんだかんだ言って毎回2回は訪れています。
周囲にあるカフェの屋上でボウダナートを見ながら物思いにふけるのもいかがでしょうか。
ところで、
去年のブログにも書きましたが、こちらが恒例の?ボウダナート定点チェックです。
↓今年
↓1年前
↓2年前
↓4年前
ボウダナート”不動のセンター”です。
さすがに今年はややお疲れの様子が見受けられました。少し心配です。
ボウダナートは寺院の周囲が円になっていてその周囲を周れるようになっています。
そのゆったりとした空気感からチベット仏教の教徒でなくとも何週でも周れてしまいます。
ちなみにチベット好きのTOSHIさんはこの2日後の帰国前日、5時間くらいかけて108週周ったそうです。帰国後タルカリにも食べにきていただいたのですが、今度は家族を連れてボウダナートにずっと滞在する計画をたてているそうです。
ボウダナートはそれくらい人を惹きつける力がある場所です。
↑こちらが現在のボウダナート周辺
↓下が100年近く前のボウダナート周辺です。
のんびりとした1日でした
夜もふけてきて二人とも別れてホテルへ。
途中、細い道に両側から車が来ていて立ち往生。大渋滞になっていました。
よく見かける光景なのでその後はどうなったか知りませんが、自分はホテルへと戻ります。
せっかくなのでホテルのチベット料理を食べたかったのですがお腹の調子を鑑みてスープだけで我慢を。
ということで、、、
翌日はいよいよネパール西部へと向かいます。朝8時のフライトなのでホテルを7時には出発予定。6時過ぎに起床予定でした。
が、
30分おきにトイレに行っていたため若干寝不足のまま翌朝を迎えることになりました・・・
この日は騒音が無かったのだけがせめてものすくいでした。
つづきはこちらからどうぞ

〇ひとこと
観光客にとって、ボウダナートはベタな”観光地”ではありますが、ネパールに行ったさいには一度訪れてみてほしい場所のひとつです。と、この記事を書いていて改めて思いました。
今日もご覧いただきありがとうございます。
ダンニャバード。
(ネパール語でありがとうの意味です。)
