ネパールの恋愛の神様

たわいない話

こんにちは。
名古屋本山のネパール料理店タルカリです。

 

お正月も過ぎ去り、
街は少しずつバレンタインモードになりつつありますね。

ということで?
今日は、『ネパールの恋愛の神様』についてです。

 

と、本題に入る前に少しだけ。

 

タルカリの北側には
”縁結び”で有名な城山八幡宮がありま。
特に『恋愛の神様』というのがウリ?なようです。

 

週末になると女性のグループがちらほらと、
お店の前を通って神社の方へ向かうのが見えます。
そして、
帰るときも通り過ぎていく姿が見えます。

 

城山八幡宮入口

昔はお城があったらしく、
けっこう急な階段があります。
それを登りきると神社があります。

『恋愛の神様』ということだけあって、
境内にはこのようなものがたくさん。

他にもいろいろあるみたいです。

興味ある方は城山八幡宮サイトもどうぞ。

 

という感じで、
これらを目当てに城山八幡宮に来ている方がけっこういます。

そんな『恋愛の神様』にお参りに来て、
お店の前を通り過ぎていく方たちをなんとか、
タルカリの店内へと来店してもらえないかと
考えていたことがありました。

その時調べてみたのが、


『ヒンドゥー教の恋愛の神様』

『ネパールの恋愛の神様』

についてでした。

 

ネパールには恋愛の神様がいるのか?

 

結論からいうと、

『いなさそう』

です。

正確にいうと、
”有名な”神様には「いなさそう」です。

有名なというのは、
ヒンドゥー教にはたくさんの神様がいるそうで、
その中でも人気の神様・土着の神様、
全く知られていない神様といろいろあるそうです。

このあたりは、
日本の八百万の神様と似ていますね。

 

『いなさそう』それで終わりでも悔しいので、

その後もいろいろシェフと話していたら、
恋愛の神様かどうか分からないけれども、
そのような感じのお寺はある。
という話を教えてくれました。

 

それが
バンガラムキ寺院」でした。
(※日本語表記だとバガラームキー、バーガラムーキーなどいろいろあるみたいです。)

 

”バンガラムキ”はとても強いヒンドゥー教の女神で、
その力で幸福をもたらしてくれる神様だそうです。

そのバンガラムキが祀られている寺院が、
カトマンズの少し南、パタンにあるとのこと。

 

木曜日がプジャ(お祈り)の日で、
多くの恋愛成就を願う女性たちが列をなすそうです。
シェフもその奥さんもかつてネパールにいたころ、
プジャに訪れたことがあるそうです。

 

ということで、

 

その話を聞いて、
もう3年前になりますが行ってきました。

 

パタンの旧王宮広場から歩いて少しのところにありました。

 

 

多くの女性たちで行列ができていました。
ネパールの人たちは、並ぶときに間隔がやけに近い人が多い印象です。
パーソナルスペースがせまいんでしょうか。
人懐っこいという点につながっているかもしれませんね。

 

実際、
恋愛祈願をしているかどうかは分かりませんが、
たくさんの女性がお祈りをしていました。

シェフが言っていたことは、
”これに関しては”本当だったと確認できました。
(ときどき適当なことも言うので。。。)

 

この恋愛の神様について調べているとき少し考えたことですが、
ネパールに恋愛の神様がいない(可能性が高い)
のももっともな話だと思ったことがありました。

違うカーストとは結婚できないというルールが、
おそらく恋愛の神様が存在しない理由だと思います。

もし自由恋愛を祈願する神様がいたら、
ヒンドゥー教のシステム上、
いろいろ都合が悪かったのではないかと思います。

神様がいるということは、
それを望むことができる、
というような。

いないということは、
できないということでしょ、
というような。

だから発展しなかったのか、
または存在しなかったのか。
実際のところはよく分かりませんが。

 

そういえば、
以前いたスタッフと初めて会ったときに、
「私はラブマリッジ(love marrige)です。」
と自己紹介されたことがありました。
彼が住んでいた山奥の方では、
15年くらい前でも珍しかったそうです。

”家”を重んじるネパール人はまだまだ、
”お見合い結婚”が多く残っているようです。

 

ただ、
時代のせいか最近ではカースト外での結婚も
それほど気にしない人たちも増えてきているそうです。
その流れが、
バンガラムキ寺院の人気にもつながっているのでしょうか。

 

そういえば、
城山八幡宮の参拝の方をタルカリに引き込む作戦はどうなったかって?

実は、
少しの間だけ
『バンガラムキセット』という名前の
普通のレディースセットを作って出していました。

バンガラムキの名前の由来への反応がいまいちだったため、
今ではメニューから消えています。。。

 

それでは、

恋愛祈願の際は、

バンガラムキ寺院、

または、

本山の城山八幡宮でどうぞ~

お帰りの際はぜひタルカリまで。

 

とりあえずタルカリでは、

城山八幡宮にお客様との縁結びの祈願にでも行ってこようかなと思います。

 

 

今日もご覧いただきありがとうございます。
ダンニャバード。
(ネパール語でありがとうの意味です。)

 

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